みなさんこんにちは!
今日はゴアテックスをつかったマウンテンパーカーなど、山用のジャケットやパンツの商品説明に出てくる、やたら横文字の多い専門用語を解説していきます\(^o^)/
思いつく限りまとめていくので、随時更新予定です!(笑)
ぜひ商品購入の際参考にしてください^^
あ・ア行
アルパイン (Alpine)-
直訳するとアルプスのこと。登山でアルパインスタイルといえば大編成でなく小規模かつ支援なしで酸素ボンベや固定ロープを使わず、高難易度の登山を行うような場合を指しますが、山用のザックやウェアに使われるアルパインモデルという言葉は、高度な登山技術が必要とされるような難易度の山(登攀が必要な山や、冬山など)を登る人向きという意味合いで使われることがほとんど。
イーベント (eVent)-
イギリス発の防水素材の名称。PTFEを使用しているので加水分解に強く、裏地を必要としないので透湿性に優れている。
ウインドストッパー (WINDSTOPPER)-
ゴア社の製造する防風素材の名称
ウィンドプルーフ-
防風、防風性のあるもの
ウォータープルーフ-
防水、防水性のあるもの
A-1-
JISが定める透湿性を測定する方法のひとつ。数字が大きいほど透湿性はいい。
詳しくはこちら
オムニテック (OMNI-TECH)-
コロンビアのオリジナル防水機能の名称
か・カ行
加水分解-
ウレタンなどの反応物が水分と反応して分解されること。スニーカーや防水素材がボロボロになったりする原因。
吸汗性-
汗を吸う性能
クレイジーパターン-
いろんな色や柄が掛け合わされて作られたデザインのこと。
ゲーター-
靴の上から足首や膝下あたりまでをすっぽりと覆うような筒状の布。山用品では防水素材を使って作られている場合が多く、雨や雪、泥の侵入を防いだりするのに使われる。
またハンドゲーターといえば、冬用ジャケットの袖の内側にもう1つついている、伸縮性のある袖口のこと。雪の侵入を防いだり、保温が目的。
ゴア(GORE)-
ゴアテックスを製造しているアメリカの会社
ゴアテックス(Gore-Tex)-
ゴア社の製造する防水素材の名称
ゴア アクティブ-
ゴアテックスを使った製品の中でも特に透湿性に特化したシリーズ
ゴア プロ-
ゴアテックスを使った製品の中でも特にハードユースに耐えられるよう作られたプロ仕様のシリーズ
ゴア プロダクツ-
ゴアテックスを使った製品の中で、プロ・アクティブ以外のものの総称
さ・サ行
サムホール-
ハンドゲーター(ゲーターを参照)やフリースについていることが多い、親指を出すための穴。手首を冷やさないため、重ね着をしやすくするためについている。
止水ファスナー(ジップ)-
雨が浸水しないように防水加工されたファスナー。
シームテープ-
防水ジャケットの裏側に、縫い目を覆い隠すように貼られたテープ。針穴からの水の侵入を防ぐために貼られる。
シェル-
アウターを総称してシェルと呼ぶ場合が多い。ハードシェルやソフトシェルなど。
スナッグ-
生地に引っ掛かりができること。登山用品で耐スナッグ性が良いと書かれている場合は、とても滑らかで引っ掛かりのできにくいスムーズな生地を使用しているということ。
速乾性-
すぐに乾く性能
ソフトシェル (SOFT SHELL)-
ハードシェルよりも柔らかく、伸縮性のあるジャージのような素材でできたウェアのこと。ジャケットだけでなくパンツもある。摩擦にも強く行動着として最適。
中にはメンブレンが入っている、防風性・耐水性に優れたモデルもある。
た・タ行
耐水圧-
耐えられる水圧のこと。
例えば耐水圧が10000mmと書かれた防水ジャケットは、生地の上に1cm四方の柱を立てて、そこに10000mmの水を注いだ水圧までは耐えられるようにできているジャケットという意味。
ダブルファスナー(ジップ)-
上からも下からも開閉できるようになったファスナー。クライミング用のハーネスやザックのハーネスが干渉する場合の調節、またはベンチレーション目的で採用されている場合が多い。
チンガード-
チン=顎をガードするカバーのこと。ジャケットのジッパーをあげた時、顎にあたる部分を覆うようについている生地。
デニール (Denier)-
糸の太さを表す単位。
編み方によっても変わってくるので一概には言い切れませんが、太い糸を使えば摩擦や破れに強く、細い糸を使えば軽く透湿性の高い生地になります。
透湿性-
湿度を外に逃す性能。
ドライキュー (Dry.Q)-
マウンテンハードウェアのオリジナル防水素材の名称。
ドローコード-
フードや裾などに通されている、巾着のように引っ張り伸縮させて使うコード。主に雨風の侵入を防ぐためつけられている。
な・ナ行
ニクワックス (NIKWAX)-
洗濯機で回す、もしくはつけ置くだけで撥水加工ができる薬剤。
屋外で使用しなければならないスプレータイプの撥水剤と違い、手軽でゴアテックスにも使用できるので近頃人気。
は・ハ行
バイカラー-
カラーリングが2色使いということ。
パウダーガード-
スキーやボードで雪を巻き上げた際に、衣服の中にまで侵入しないようにガードするためのもの。
ジャケットの内側、裾部分についていて、体をぐるりとベルト状に覆って使用する。
ハードシェル (HARD SHELL)-
防水性や防風性のある、登山では一番外側に着るジャケット。
ソフトシェルよりもストレッチ性は悪い場合が多いが、耐摩耗性に優れ、雨風から身を守ってくれる大切な存在。
登山用上下セットのレインウェアと別扱いされたりするけど、使い方は同じ。ただハードシェルと呼ばれるものの方が堅牢でデザインも細かく考えて作り込まれている。
ハーネス-
主にクライミング用のロープを固定するためのベルト状の道具を指すが、ザックの腰ハーネスや肩ハーネスなど、ベルト=ハーネスとして呼ばれる場合も。
パッカブル-
小さくまとめて収納ができるということ。
撥水-
水を弾くこと。「このジャケットには撥水性があります」と言われたらそれは「生地の表面に見えない細かい毛を立てたり、薬剤による表面加工を施すことで、水が生地に染み込まず転がり落ちるような状態を作ってますよ」ということ。
ビスロンファスナー(ジップ)-
金属タイプのファスナーより軽い、樹脂でできたファスナー。防水タイプも。
PTFE-
フッ素樹脂のこと。ゴアテックスなど一部の防水素材はこれに近いもので作られている。加水分解しないので防水ジャケットの裏側ボロボロ事件になりにくい。
B-1-
JISが定める透湿性を測定する方法のひとつ。数字が大きいほど透湿性はいい。
詳しくはこちら
フラップ-
ピラッとしたものが垂れ下がっているということ。
フラップ付きポケットと書いてあれば、蓋つきポケットという意味。
プルオーバー-
前開きではなく、頭からかぶるタイプの服。首から胸あたりまでジッパーのついたものが多い。
Breathable-
カタカナでなんと書いていいのかわからなかった…ブレスブル?ブレッセブル?ブレスエーブル?(笑)
直訳すると(生地などに)通気性のあるという意味で、これが書かれている場合は透湿性のある素材なんだと思えば◎
ベンチレーション (Ventilation)-
ジャケットの脇の下やパンツの両サイドなど、熱のこもりやすい部分についている換気口のこと。穴が空いている場合やジッパーがついていて好みに合わせて開閉できるようになってるものなど様々。
ヴェイパー (Vapor)
蒸気のこと。これが書かれている場合もbreathable同様透湿性のある素材なんだなと思えば◎
防水-
水を防ぐこと。
「このジャケットには防水性があります」と言われた場合は「このジャケットに使われている防水素材の耐水圧までは水が内側に入ってこないように作ってます」という意味。
防風素材-
風を通さない素材。ウインドストッパーなど。
ファブリクス (Fabrics)-
布・織物
ゴアテックスファブリクスと言われたら、ゴアを使った生地ということ。
ベルクロ-
面ファスナー。
面ファスナー?と一瞬思うけど、実はマジックテープのこと。マジックテープが商標名なのであまり説明にはでてこない。
ポケッタブル-
ポケットに全て収納してしまえるということ。
例えばポケッタブル仕様のジャケットであれば、そのジャケットのいずれかのポケットにジャケットが全て収納でき、小さくまとめることが可能。
ま・マ行
マイクログリッドバッカー-
ゴアテックスの裏地に使われている、編み物ではなく織物で作られた、強く耐スナッグ性に優れた生地のこと。
前たて-
ジャケット前面のジッパー部分を覆うようについているフラップのこと。
メンブレン (Membrane)
直訳すると膜のこと。ゴアや各メーカーの出している防水素材や防風素材そのものを指す。
や・ヤ行
ら・ラ行
リップストップ-
引き裂きに強くなるように編まれた生地。
レイヤリング-
何層にも重ねること。
山でのレイヤリングだと、ベースレイヤー(速乾の肌着など)→ミドルレイヤー(フリースやソフトシェルなど)→アウター(ソフトシェルや防水ジャケットなど)と重ねていくのが基本。
レット(RET)-
透湿性能を表す値。数字が小さければ小さいほど透湿性がいい。
ゴアアクティブはRET3ですが、これはめちゃくちゃ透湿性がいい。優れた透湿性を売りにしている場合は大抵数字は1桁。