こんにちは!
今日は初心者の方向けの山道具の揃え方についてです^^
山登り興味あるけど、始めよう!と思っても「何を揃えればいいのかわからない」といった人は多いですよね。私も最初そうでした。
今日はそんな人のために、登山を始めるにあたって最低限必要なアイテムを、富士山に登ることを想定して紹介していきます。
ちなみに富士山に登る道具を揃えれば、初心者OKと言われている山はだいたい登ることができるはずです。
※ここでは初心者向けということで、雪のない季節に(6-10月上旬くらい)登山することを想定して話を進めています。くれぐれも残雪期や厳冬期はこの装備で行かないように!
Contents
山ってそんなにお金かかるの?(;o;)
富士山用の道具を揃えたいですとお店で話すと、オススメされるもの。
全てちゃんとしたものを揃えたとすれば、安く見積もっても10万弱はしますよね^^;
なかなか一気に揃えるのは辛い金額です。。。
ではこの中で、絶対妥協しないほうがいい道具はどれでしょうか(ほんとは全部妥協しないのが一番ですが^^;)
妥協しないほうがいい道具
山登りをするなら妥協しちゃいけない道具
それは
- バックパック
- レインコート
- 登山靴
この3点ですಠ_ಠ(断言)
安物買いしてしまうと、後で後悔してすぐに買い直さなくてはならなくなる代表3つなので慎重に選びましょう。
ではもう少し具体的に。
バックパック
これは日帰り登山であれば20リットル程度でも大丈夫なのですが、ひとつで日帰りも山小屋泊もこなしたい場合は30リットル前後のサイズが一番フレキシブルに使えていいです。
機内持ち込みもできるので、国内旅行でも使えますよ。
レインコート
長持ちさせたければゴアテックスがいいです。また汗かきの人もゴアの3レイヤーが蒸れにくく快適なのでオススメします。
ゴアテックスについて
登山靴
ハイカット(足首まで覆われているもの)を選びましょう。その方が足首も安定するし、砂や石が入り込まなくて快適です。また必ず防水タイプを選びましょう。
靴底が固すぎるタイプは、富士山のような山だと逆に疲れるので少し柔軟性が残っているくらいのものが使いやすくていいです。
トレッキング〜軽登山モデルが◎ですね。
靴の選び方について
家にあるものでいけそうな道具
わざわざ買わなくても、今家にあるもので、代用品があれば買わなくていいのでラッキーですよね。
ざっと考えてみましょう。
肌着 | 各種スポーツのインナー | |
速乾Tシャツ、長袖、シャツ | 素材がポリやナイロン製のもの | 綿100%不可 |
インナーダウン | ユ◯クロ | ウルトラライトタイプのもの |
ズボン | ナイロン素材ベースの通気性、ストレッチ性があるもの、もしくは立体裁断のもの | ジャージは動き良いけど夏は汗だくになるので不可 |
帽子 | できれば綿以外のツバが広いもの |
サッカーや野球、マラソンなんかをしている人なら、乾きのいいインナーはご自宅にいくつかあるのではないでしょうか。
Tシャツ類もパンツもそうですが、いかに早く乾かすかが重要なので、水分を溜め込むような綿を使ったアイテムは選ばないようにしましょう。
夏とはいえ夜になると富士山の頂上は0度近くまで下がります。汗冷えの無いよう気をつけてくださいね。
フリースもユ◯クロでよくない?と思われそうですが、ゴツくって動きづらい上、汗抜けがあまり良くないんですよね^^;
インナーダウンは主にじっとしている時に着るので(ご来光待ちの時等)汗抜けはそこまで気にしなくても大丈夫なのですが、フリースは行動中も着ることが多いので、伸びがよくて動きやすく、蒸れにくい山用のものを個人的にはお勧めしたいです。
なくても大丈夫だけどあったら快適な道具
ウインドブレーカー | レインコートの上で代用可 | 着心地は柔らかいウインドブレーカーのほうが良いので好みで |
サポートタイツ | 履いてたら次の日楽だよっていうくらいです | 短パンやスカートの人は必須 |
トレッキングポール | あったら下りが楽になる | 膝が弱いならあった方がいいかも |
サングラス | よっぽどなデザインでなければいつも使っているもので | 砂埃も防いでくれる |
ゲーター | 砂や石や雨が靴の中に入って来にくくなる | 短パンやスカートの人はある方がいいかも |
これらのアイテムは無くても困るわけじゃないものたちです。
特にウインドブレーカーや、ここには書いていませんがソフトシェル(ジャージのような素材のジャケット)はレインウェアの上があれば代用できるので初心者向け登山では特に用意しなくても良いかなーと思います。荷物も増えますしね。
またトレッキングポールやサポートタイツは疲れを軽減するための道具なので、体力自慢さんは無くても問題ないです。
ただ短パンなのにタイツはかないと、足むき出しになるので岩で怪我します。そして虫に刺されます(笑)
色々踏まえた上で、最終こんな感じで揃えよう
以上を踏まえた上で、夏山登山するなら必要な道具と、優先的に買うべき道具と、続けるなら専用品を揃えるべき道具はこんな感じです。
登山に必要度 | まず優先的に買うべき度 | 続けるなら専用品を買うべき度 | アイテム名 | 選ぶポイント |
◎ | ◎ | ◎ | バックパック | 25-35リットル |
◎ | ◎ | ◎ | レインコート | ゴアテックス3レイヤー |
◎ | ◎ | ◎ | 登山靴 | ハイカット・防水・硬すぎない |
◎ | ◎ | ◎ | 山用靴下 | 靴と合わせて買う方が良い |
◎ | ◎ | ◎ | ヘッドランプ | 水に強いタイプを |
◎ | ◯ | ◎ | フリース | 伸びの良い程よい厚みのもの |
◎ | △ | ◎ | ベースレイヤー類 | 速乾性のある生地を |
◎ | △ | ◯ | ダウン | 軽くて小さくまとめられるもの |
◎ | △ | ◎ | ズボン | 動きやすく通気性のあるもの |
◯ | △ | ◯ | 帽子 | できれば綿以外でツバ広タイプ、風で飛ばないものを |
△ | – | △ | サポートタイツ | おしゃれタイツは不可 |
△ | – | ◯ | トレッキングポール | 買うなら山メーカーのものを |
△ | – | ◯ | サングラス | フィット感の良いものを |
△ | – | ◯ | ゲーター | 防水タイプの方が便利 |
ちょっと見づらくなってしまいましたね、すみません^^;
このように一部を代用品で補いつつ徐々に揃えれば、準備不足による危険度も少なく、お財布の負担も一気にやってくるわけでは無く(笑)道具が揃えられるのではないでしょうか。
ただ本来は全てちゃんと専用品を揃えた方が安心安全快適なのは間違いないので、山登りを続けるのであれば是非専用品を揃えくださいね。
レンタルを利用する手も
もし1回しか使わないかもしれない人や、どーしてもお金足りない!って人は中途半端なもの買うくらいならレインウェアやバックパックはレンタルしてコストダウンした方がいいんじゃないかと個人的には思います。
山道具にまでレンタルがあるとは、便利な世の中ですね(笑)
登山用品レンタル店のHPリンク
・そらのした
・やまどうぐレンタル屋
あたりが有名です^^
夏の富士山は、晴れていれば信じられないくらい暑さが続いて半袖で頂上まで登れてしまう反面、荒れだすと体が吹き飛ばされるほどの雨風で視界や体温が一気に奪われることも少なくありません。
しかし正しい知識を持って挑めば、小学生でも登頂できる比較的難しい技術を必要としない高山としても有名です。
夏の思い出作りに、是非家族と、友人と、楽しく登ってください^^