第5回漫画レビュー【宇宙兄弟】熱い気持ちと独特の間を持ったギャグセンスが逸品 なりたい気持ちにさせてくれる漫画レビュー

こんにちは、ヤムです。

本日は第五回目の漫画レビューです\(^o^)/

取り上げるのは『宇宙兄弟』です。まだ連載中の人気漫画ですね。

熱い気持ち全開にさせてくれますよー!

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宇宙兄弟

作:小山宙太 モーニング連載中 既刊30巻(2017/06/9)

こんな時読もう熱くなりたい時
ストーリー☆☆☆☆
キャラクター☆☆☆☆
熱くなる度☆☆☆☆☆
スタイリッシュ度
☆☆
おふざけ度☆☆☆☆

ざっくりあらすじ

仲のいい兄弟、兄の六太(ムッタ)と弟の日々人(ヒビト)は幼い頃から将来は宇宙飛行士になって共に月に立つという夢を持っていた。

時は流れて大人になった二人。

なんとヒビトは本当に宇宙飛行士となり月へと降り立ったが、ムッタはいつのまにか夢を追うことから目を背け、サラリーマンとして暮らす日々。

失敗することを恐れて何事にも全力で取り組まないムッタに納得のいかないヒビトは、勝手にムッタの名前で宇宙飛行士採用試験に申し込み、二人で月に行くという夢を再び追いかけさせようとする。

そして…。

って感じなんですが、もう漫画も結構巻数でてる上に映画もアニメもNASAの話とかバリバリやってるので

「え?そもそも宇宙飛行士ムッタの話じゃなかったっけ?」

って思うレベルで宇宙飛行士目指していたのは相当昔の話です^^;

調べたら連載2008年からしてるんですよね。もう9年間も経つとは。同じ時期に始まった漫画に『トリコ』がありますが、2016年に連載終了して全43巻って言われると、同じ週刊誌連載の『宇宙兄弟』が30巻までしか出ていないって結構スローペースですね。

というか今は隔週掲載なのか!知らなかったΣ(・□・;)

おすすめポイント

ストーリーの流れはシンプル

宇宙兄弟はシンプルなサクセスストーリーに、独特のギャグセンスと熱い気持ちをうまく重ねあわせている、非常に読んでいて気持ちのいい漫画です。

そしてわたし的にはそこが最大の魅力です。

誰が読んでもわかりやすく、明るく、楽しめる」作品を作ることは結構難しいことだと思うのですが、宇宙兄弟は男性でも女性でも問わず面白く読める漫画です。

もちろん困難に遭遇する場面や、専門的な話の場面もありますが、全体的に前向きな考えで、素人でもわかりやすく物語が描かれている上、時折ギャグを織り交ぜて息抜きさせてくれるので、読み手は不安によるストレスもなく、安心して読み進めることができます。

そしていつのまにかNASAに詳しくなってます(笑)

キャラも個性派ぞろい

キャラクターもそれぞれ個性があり”なんかこの人の漫画真似できそうだけどできない”そんな絶妙な世界観を作っています。

そもそも主人公がもじゃもじゃ頭って時点で突っ込みたくなりますしね(笑)

絵はお世辞にも上手いとは言えませんが^^;

その絵の空気感も含め、全ての要素が宇宙兄弟という漫画を形作るのにプラスに働いている印象です。

なんというか、小畑健先生の描くようなキレッキレのかっこいいキャラクターが、この小山先生の考えるギャグを話すところを想像しても面白くないんですよね。

小山先生が描くキャラクターにすでにギャグを引き立てたり、熱いセリフを引き立てる独特の”間”みたいなものが存在しているから、代替を据えてもちゃんと働かないんだと思います。

熱くなれる理由

そんな宇宙兄弟を読んで熱い気持ちにさせてくれる理由ですが、それは言葉選びがとてもいいから!

キャラクター同士の会話ごしに、こちらの気持ちも動かしてくるような気持ちのこもった台詞回しがとても多いです。

言えそうで言えない、そんな台詞が随所に散りばめられているのですが、それがなかなか熱い!

わたしも何度励まされ、焚きつけられられ、感動させられたことか(笑)

もし現実世界で乗り越えなければならない壁に遭遇している人ならば、勇気付けられる場面も多いのではないでしょうか。

スポーツ漫画やヤンキー漫画のあの熱い感じが好きな人には是非お勧めしたいですね。

もーちょい頻度を上げて…(;o;)

マイナス点を挙げるなら、一冊読み終えるのが結構早い漫画なのに、次出るまでがめっちゃ長いところ(笑)

私基本漫画は単行本で読む派なんですが、待ちに待った新刊買って、読み始めてから読み終わるまでのスピード、この漫画が一番早い気がしますΣ(・□・;)

台詞の量の問題なんでしょうけど、毎回「あーもう終わった…また半年後かぁ…」ってのを結構な年数やってます。

こればっかりはどうしようもないっちゃないんですけどね^^;

映画もあるよ

ちなみに実写映画『宇宙兄弟』も見ましたが、やっぱり漫画がいいです(笑)

俳優は豪華な顔ぶれですが(ムッタが小栗旬さん等)内容の印象が薄くて結構忘れてしまいました^^;

ただヒビト役(岡田将生さん)の見た目は私的にはかなりイメージに近かったことと、エンディングのCOLD PLAYのEvery teardrop is  water fallは良かったです。

宇宙が好きでもそうじゃなくても

私はもともと宇宙というテーマが好きだったこともあり、読み始めることに抵抗はありませんでしたが、もしそこが気になってまだ手を出せずにいる人は是非心配せずに読んでください。

特に専門的な知識や興味がなくても楽しめる内容になってます。

むしろムッタが宇宙飛行士を目指すところからスタートするので、何も知らなくても読み進めて行くうちムッタと共に、NASAやJAXAについてどんどん詳しくなっていけますよ。

それではまた次回お会いしましょう!

ヤムでした。

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