皆さん、こんにちは。
今日の「なりたい気持ちにさせてくれる漫画紹介」は
Rookies!
ヤンキー更生漫画の代表ですね。
あなたを熱い気持ちにさせてくれます。
それもかなりホットに!
それでは早速スタート\(^o^)/
Rookies
作者:森田まさのり ジャンル:ヤンキー・スポーツ 掲載誌:少年ジャンプ 全24巻
こんな時読もう | 熱くなりたい時 |
ストーリー | ☆☆☆☆ |
キャラクター | ☆☆☆☆ |
熱くなる度 | ☆☆☆☆☆ |
スポーツ度 | ☆☆☆ |
おふざけ度 | ☆☆☆ |
Rookiesってこんな漫画
あらすじ
二子玉川学園高校(通称ニコガク)へ赴任してきた新人教師・川藤幸一(かわとうこういち)。そこで彼が出会ったのは部員の起こした不祥事により活動停止中の野球部。
かつては春のセンバツ甲子園出場まで果たしていた伝統ある部も、現在では不良達の溜まり場と化し、部員達は自暴自棄になっていた。
そんな部員達の心の奥底に残る情熱を見抜いた川藤は野球の「や」の字も知らなかったが、自ら顧問となって野球部の再建に乗り出す。
初めは川藤を馬鹿にしていた不良部員たちであったが、次第に彼の親身になって自分たちと向き合おうとする態度に動かされ、様々な試練や逆境に見舞われながらも一致団結して夢の甲子園を目指し奮闘していく。
しかし川藤には、以前赴任していた学校で更生させようとした不良生徒に重傷を負わせてしまい、辞任した過去があった。
ルーキーズはろくでなしBLUSEでも有名な森田まさのり先生の代表作のひとつです。
映画が大ヒットしたので、漫画を読んでなくてもなんとなく内容を知っている人は多いんじゃないでしょうか。
元プロ野球選手の三浦大輔さんや稲葉篤紀さん、そして熱血教師役を演じられた役者の佐藤隆太さんもこの漫画の大ファンだとか。
佐藤さんに関しては「川藤を演じられるなら、そこで役者を引退しても良い」とまで言っていたそうです。
野球というスポーツを扱ってはいますが、実際は人間ドラマの方が話のメインのこの作品。
誰しもが一度は味わったであろう、青春時代にの怒りや挫折、喜びや感動が、漫画の登場人物を通じて自分に蘇ってくる、そんな共感できる内容になっています。
男だらけの泥臭い青春
ヤンキーを更生させて、何かを変える。
王道中の王道ですが、やっぱり気持ちのいいサクセスストーリーがこの漫画最大の魅力です。
全体を通してほぼ男子しか登場しませんが(笑)
それぞれ個性的で、最初は嫌いでも最終的に全員好きになってしまう、人間的な魅力を持っています。
最初はバラバラなメンバーですが、様々な問題を乗り越え次第に心を一つにして甲子園を目指す姿はみてても清々しいです。
また、川藤のとことん生徒を信じ抜く姿勢は、不思議と読み手にも安心感を与えてくれます。
今回ルーキーズ全巻を読破するのにあまり時間はかからなかったのですが、
それはいつのまにか私自身がも川藤のことを信じて、その存在にどんどん引っ張られていたからこそだったんだろうなと思います。
キャラ設定に加え、構成がとってもよくできてるんでしょうね。
御子柴の成長してく姿
野球部のメンバーに御子柴というキャラがいるのですが、彼の成長を見守るのも面白かったです。
この漫画唯一の真面目キャラであり、他の野球部員からもパシリに使われていた彼が、キャプテンに任命され、少しづつ自信をつけていく姿は勇気付けられるものがあります。
努力することの大切さを一番教えてくれるのは彼かもしれません。
新庄がかっこよすぎる
4番でエース、男前のキャラクター安仁屋もかっこいいのですが、この新庄というキャラクターにも注目してください。
安仁屋が男としてカッコいいのであれば、新庄は漢としてカッコいいですಠ_ಠ
1人だけ北斗神拳使えそうなガタイと顔つきですが、根は仲間思いの良いやつで、ファンも多いはずです。
もーちょっと女子に魅力があれば最高
男だらけのルーキーズ紅一点として、安仁屋の幼馴染であり、女子マネージャーの塔子ちゃんがいます。
可愛いし、野球詳しいし、全然良いんですけど。
なんかちょっと男性キャラと比べると、インパクトが弱いというか、キャラ的魅力が少ないように感じるのは私だけでしょうか?
メインキャラでもないのでわざと目立たないようにしてるのかもしれませんが、もーちょっと塔子ちゃんらしさがあればもっと好きになれたのに!という気はします。
でも可愛いんですけどね(笑)
熱い気持ちになれる理由
人間、大人になればなるほど経験値も増え、器用で効率的な生き方を覚えます。
青春時代に、どこにどうぶつけて良いかわからず爆発させていた熱い気持ちも、いつのまにかうまく消化できるようになるものです。
ただ、それだと常にエネルギー80%は維持できても、満タンにならないですよね。
気持ちが破裂する前にどこかで冷静さを保とうとしてしまう自分が現れてしまう。
もしあなたが、理由はさておきそんな大人な自分を忘れ、頭のてっぺんからつま先まで熱い気持ちになりたい気分なのであれば、Rookiesはぴったりのカンフル剤です。
安仁屋を始めとする、高校の生徒たちという「学生時代のころの自分」
熱血教師川藤という「今求めてる自分」
この2方向からの目線で、読み手の心を板挟みにしてめっちゃ揺さぶってきます。
きっと読み終わった頃には、家の前を走り出したい衝動に駆られているはずです(笑)
総括
ヤンキー漫画というと、喧嘩して、また喧嘩して、またまた喧嘩してなんて繰り返しを想像しがちですが(実際そういう部分もありますが^^;)
実際はそれぞれに伝えたいテーマがあって、一つのジャンルとして語るのは難しかったったりします。
ルーキーズは、読み手の心を感情的にむき出しにする漫画であり、友情だったり、何かに対して一生懸命努力することを思い出させてくれる漫画でもあります。
最近何をみてもあまり気持ちが動かなくなってると感じる人は、ぜひ読んで川藤に心を開かれてきてください。
また最終巻が少し巻きで終わっているのは、作者の森田先生が体調を崩されたことが理由らしいです。
もーちょっと読んでたかった!と初めは感じましたが、その「もーちょっと!」と思う気持ちも含めてRookiesの完成なのかもしれませんね。
それではまた次回お会いしましょう!\(^o^)/