第6回漫画レビュー【赤ずきんチャチャ】漫画とアニメは大違い、ギャグ漫画です!なりたい気持ちにさせてくれる漫画レビュー

こんにちは、ヤムです。

今日も無国籍チャンネルへお越しいただきありがとうございます\(^o^)/

本日は不定期連載、漫画レビューの第6回「赤ずきんチャチャ」編です。

赤ずきんチャチャをアニメしか見たことがない人は、ぜひ漫画を読んでほしい!

その内容差に愕然とするはずΣ(・□・;)

そしてケセラセラな気持ちにさせてくれます(笑)

それでは早速どうぞ!

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赤ずきんチャチャ

作:彩花みん 掲載誌:りぼん 全13巻(赤ずきんチャチャNは連載中、3巻まで発売)

こんな時読もうケセラセラな気分になりたい時
ストーリー☆☆
キャラクター☆☆☆☆☆
絵の技術☆☆
勢いがすごい度
☆☆☆☆☆
おふざけ度☆☆☆☆

あらすじ

チャチャは赤いずきんがトレードマークの、魔法使いのたまご。もちもち山の小さな家で、世界一の魔法使い・セラヴィーの弟子として生活している。魔法の腕は未熟で、とんでもない失敗を引き起こしてばかりだが、セラヴィーや幼馴染でボーイフレンド兼ペットの狼男・リーヤと共に、楽しく日々を過ごしている。

ある時、チャチャとリーヤはひょんなことから、うりずり山に住むセラヴィーから世界一の称号を奪うことを狙う魔女・どろしーの城を訪れた。どろしーの弟子・しいねはチャチャを見るなり彼女に一目惚れしてしまい、以来、チャチャ、リーヤと行動をともにするようになる。

出典元:Wikipedia

魔法使いの見習いとその仲間たちが、一人前になるために様々な冒険を繰り広げるというのが大筋です。

1992年-2000年までりぼんで連載していた漫画で、94年-95年にかけてはアニメ化もされた人気作品でした。

作者の彩花先生は他にも「ごん太を殺せ!」ほか作品をいくつか描かれていますが、1番の代表作はこの赤ずきんチャチャとなっています。

ちなみにアニメ版は、舞台こそ同じですが、大魔王が存在し、チャチャは王国の娘という全然違う設定です(笑)

主要キャラクターも同じなのですが、毎回送り込まれる刺客を、チャチャ・リーヤ・しいねちゃんが力を合わせて変身して倒すという美少女戦士的なストーリーになってます。

赤ずきんチャチャのみどころ

個性豊かなキャラクター

チャチャは魔法使いという設定は先述の通りですが、この漫画には他にもいろんな個性的なキャラクターが登場します。

狼男・エスパー・人魚・海坊主・鞭使い・薔薇男…etc

あげ出せばきりがないほどの種類の、人種を超えたキャラクターたちが毎回のように入れ替わり立ち替わり登場して、ドタバタと問題を起こして物語を盛り上げてくれます。

時にはリアルな「猿」まで登場(しかも医者のふりして注射器振り回すという狂気)

規格外なキャラばかりなのでみていて飽きがこず、毎回楽しめますよ\(^o^)/

ギャグ漫画への変化っぷり

今でこそチャチャ=ギャグという公式が成り立っていますが、連載スタート時は話にもう少し真面目な部分があり、大きな目標に向かって物語が展開していく様子もあった赤ずきんチャチャ。

しかし次第にギャグ要素が強くなり、いつのまにやら漫画のページ数も32P→16P連載へ。

見た目や話し口調も変化しており、1巻と13巻を見比べると、全員頭身サイズが半分くらいになっていて、顔つきもかなり幼くなっています。

よくある、”連載開始時と最終回で主人公違いな漫画まとめ”的なものに登場する代表のような漫画です^^;

しかし私はこの変化があったからこそ赤ずきんチャチャはここまでの人気になったんだと思います。

なぜなら、主人公たちが変化すれば変化するほどに、作者のギャグのキレが増していってたから(笑)

確かに少女漫画的なキャラクター書きながら思いつくセリフと、何やっても死ななさそうなギャグキャラ書きながら思いつくセリフは大きく差がありそうですもんね。

キャラのポテンシャルと作者のポテンシャルが最大限に引き出される場所を探った結果がこの変化であり、人気がでたきっかけなんでしょう。

ぜひその辺の変化をチェックしてみてください^^

ハメ技で笑わせてくる

私の思う赤ずきんチャチャ1番の魅力であり、面白い部分が

読み手にギャグをぶち込んでくる勢いですΣ(・□・;)

暴走っぷりがすごいというか、こっちの読むタイミング無視というか^^;

ある一コマで笑わされたと思ったら、流れるようなスピードで勢い良く別のギャグを連発でぶち込まれ、受け身も取れないまま笑わされ、気づいたらもう読み終わり。

というハメ技コンボを決めてきます。

そんな勢いがあるもんで1話がすぐ読み終わる上、読み終わった時に「何の話やったっけ?」と謎ののこる現象が度々起こり

その結果

読み直し→ハメ技→なんの話やっけ?→読み直し

という無限ループに陥ります(笑)

もちろん技が決まる回とそうでない回はありますが、バッチリ決められてしまった時の面白さはなかなかですよ。

こんな気分にさせてくれる

チャチャを読み終えたあとは、冒頭でもいったようにいい意味で色々バカらしい気分になります。

ケセラセラな気分といったほうがいいかな?

チャチャの登場人物は全員と言っていいほど自分のペースで生きていて、なんだかんだと問題があっても自分の考えを全力で実行するキャラばかりです。

その結果問題がさらに問題を呼んでも同じスタンスを貫きます。

アホといえばアホなキャラばっかりなのですが(笑)

そんなキャラたちで繰り広げられる話で笑わされているうちに、こっちの気分も「なるようになるか」と気楽になってきます。

ネガティブになる要素がない漫画なので、真面目になりすぎてしんどくなりそうな時には、緩和剤として手に取ってみてください^^

総括

彩花先生の描く漫画は彩花先生の脳みそがいい意味でシュールだから生まれるんだろうなといった天然的なものを感じます。

真似しろと言われても絶対できないような、その人にしか書けない漫画っていいですよね。

赤ずきんチャチャは全13巻で完結していますが、現在「赤ずきんチャチャN」がCookieで連載中で、3巻まで発売されています。

舞台はなぜか東京、キャラクターは変わっていません。

12年ぶりの連載となったチャチャですが、その面白さは衰えておらず安心しました。そしてまた読めるんだととても嬉しく思っています。

男性でも特に抵抗なく楽しめる作品だと思うので、気になった方は是非手にとってくださいね^^

それではまた次回!

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