こんにちは、ヤムです。
突然ですが旅好きの皆さん、いつもどこに泊まってますか??
ホテル、バックパッカー、日本人宿、ユースホステル…etc
宿はいろいろあれど、自由気ままさを取るならこの宿泊方法にかなうものはそうそうありません。
それはキャンプ!
今日は私がチリでキャンプ用品を揃え、キャンプ生活を始めた時の話を交えつつ、世界一周中にキャンプを行う魅力をご紹介します\(^o^)/
キャンプとは!?
さて、キャンプをしよう!と思ったものの何があれば成り立つのか最初はよくわからないですよね。
そもそもキャンプの定義ってなんなんでしょうか。
ウィキペディアさん曰く、外で生活すればそれはキャンプってことらしいです(笑)
定義超ざっくりですよね∑(゚Д゚)
※とはいえ無許可な場所では絶対やらないでくださいね!
キャンプするといいこと、いい場所とは
キャンプするといいことはたくさんあります。
- 外で寝泊りは気持ちいい
- 自分だけの城で過ごせる
- 泊まれる場所の選択肢が増える
- 安い
- キャンプ仲間ができる
- 旅めしの腕が上がる
- なぜかわくわくする
キャンプの良さはたくさんありますが、ざっと挙げるならこんな感じです。
朝まだ街が静かな中、鳥の声で目覚め、起き抜けのコーヒーを沸かす瞬間なんてかなり気持ちいいです\(^o^)/
またキャンプ場は宿と違ってそういくつも街に存在するわけではないので、旅を続けているうちに何度も出会い仲良くなる人も出てきます。
宿で出会うのとはまた一味違ったタイプの人も多いので面白いですよ。
キャンプするといい場所はやはり自然豊かな場所、もしくはヨーロッパではないでしょうか。
私はチリの世界一美しい林道と呼ばれるアウストラル街道をキャンプするために道具を揃えたのですが、これは大正解でした。
国立公園の中でキャンプできる場所もあり、施設も整っているところが多いのでとても快適でした。
それぞれのテントに専用の炭場と屋根付きベンチが用意されていました。
そして目の前に絶景\(^o^)/氷河です!
フィッツロイの山の麓にもキャンプできる場所があり、そこもめっちゃ綺麗でした。
キャンプ場から少し歩けば、こんな景色を独り占めできます!
またヨーロッパでキャンプをすると良い理由は、週末になるとドミトリーですら5000円近くに跳ね上がったりと宿がバックパッカーには高いことが多いから。^^;
キャンプすれば、かなりのコストダウンになります。
北欧やオーストラリアはフリーキャンプエリア(施設はそんなに良くないけどタダでキャンプして良い場所)なんかもあるので、そういったものをうまく利用できれば旅をさらに長く楽しく続けられますね。
デメリットは?
じゃーデメリットはないのかと言われると、あったりします^^;
- 電源の確保に困る場合が
- 雨が降るとちょっと面倒
- 虫が出る
- 油断すると極寒
こんな感じですかね。
今時キャンプ場にもWiFiが飛んでいるところが多いので、調べ物には困らなかったりするのですが、充電できる場所が限られている、もしくは無い場合があるのでそこのバランス調整をミスすると、PC系が使えなくなります。
また雨が降るとテントが濡れて、乾かす作業に時間を割かれるのがすこし面倒ですかね^^;
虫は仲良くなってください(笑)
寒さは寝袋のチョイスを間違わなければ大丈夫です。(選ぶポイントは後述します)
雨以外は対策できるものばかりですね。
キャンプする手順
さて、キャンプする準備と気持ちが整ったならあとは実践あるのみです。
といってもここまでくれば簡単。
まず今日泊まる予定の街に着いたら
- 地図を見る(なければインフォメーションセンターや駅でゲットする)
- キャンプ場を探す
- 載ってない可能性もあるので人に聞く
- 見つけたらとりあえず行く
- フロントでテント一張りいくらかを確認(国によってはシャワーの有無や冷水か温水か等聞く。必要であれば電源の有無も)
- 大丈夫そうならOKして、テントを張っていい場所を確認
- テント設営(テントを張る下の石は綺麗に取りのぞきましょう)
- あとはまったり
これだけです。
キャンプ場によっては火を使っていい場所やシャワーの時間が決まっているところなんかがあるので、落ち着いたら一度明るいうちに施設内を確認しておきましょう。
トイレやシャワー、キッチン、洗濯場等は共同施設になります。その辺はバックパッカーと同じなのですぐわかると思います。
芝生のキャンプ場は地面が柔らかくて快適です。(オランダ・アムステルダム郊外)
キャンプ三種の神器の選び方
ではここでキャンプするにあたって最低限必要な三種の神器とその選び方をご紹介します。
私の考えるその3つとはこちら!
- テント
- マット
- 寝袋
とりあえずこの三つを揃えればキャンプは成り立ちます。多分。(笑)
テント
生活するには家を建てないとということで、まずはテントの話です。
これがなかったら始まらないですよね。
しかしこのテント、値段がピンキリで種類も多くて選ぶのが難しいです。
まず初めに、何人用が必要なのかを考えましょう。
そして特に大切なのが「大は小を兼ねると思わない姿勢」1人旅なら理由がない限りは1人用テントを選んだ方がいいです。
ちょっと広い方がいいからなんて理由で大きめのサイズを選ぶと、重くて持ち歩きがめっちゃ嫌になります(笑)車移動なら良いんですけどね。
ただ2人で旅をしている場合、荷物の量がかなり多くなるので2人用テントだとサイズ的に厳しいかもしれません。(2人用テントは意外と小さめのものが多い)
可能であれば購入前にテントを広げ、荷物を中に入れて寝た時ギリギリ大丈夫なサイズを選んで下さい。
入りきらないようであれば少し大きめを買って、テントカバーとポールを分担して持ち運びましょう。
また、テントは夏用やオールシーズン用等種類があります。そこは旅する国の気温によって選んでください。
夏用だと外側のカバー(フライシート)が別売りなものもあるので要注意です。
フライシートがないと雨が降った時に大惨事なので(笑)極力用意してくださいね。
※もとからフライシートと本体が一緒になったモデルも存在するので、店員さんに確かめてみてください
良いテントだとフライシートにゴアテックスが使われている防水タイプのものもあります(私はついてないの使ってましたが^^;)
ゴアテックスについてはこちらを参考にしてください^^
値段については、安すぎるもの(数千円程度)は骨組みが頼りなかったり、フライシートが雨に弱いので避けましょう。
耐水圧まで確認できると一番良いです。(2000mm程度あれば◯)
また、重量が軽いものは少し値段も張りますが、移動は楽になります。
ちなみに写真のテントはコールマンの夏用(フライシートが上しかない)安いものだけど雨の少ない地域だしギリギリ大丈夫かな…?というレベルです(笑)
スリーピングマット
寝袋の下に敷くマットです。これがあるとないとで寝心地に天地ほどの差が出ます。
旅に疲れの持ち越しは禁物。
マットは軽視してしまいがちですが、本当に次の日の目覚めが違うので用意しておいてください。
よくあるのが銀マット。
片面にアルミシートが貼られていて、厚みのある発泡素材のマットで、断熱効果もあるので硬くて冷たい地面からの底冷えをしっかり防いでくれます。
安いし寝心地も最高なのでオススメなのですが、問題点はめちゃくちゃかさばること(笑)
コスト重視の方向きです^^;
銀マットに似たタイプで、薄いウレタン素材のようなものでできたマット(ヨガマットっぽい)もよく見かけます。
こっちは銀マットと同価格帯でよりコンパクトですが、寝心地は少し劣ります。
おすすめなのがエアタイプのマットで、普段はコンパクトに収納しておいて、必要な時に膨らませて使います。
粗悪なものはすぐに穴が空いてぺしゃんこになりますが、山用やキャンプ用で出ているものなら丈夫で旅にも耐えられるでしょう。
クライミットのスリーピングパッドはかなり小さくなって軽いので旅におすすめです!
寝袋
野宿は想像以上に冷えます。マットの項目でも述べましたが、旅中はいかに体力を回復しておけるかも大切だと思うので、寝袋も快適で安心できるものを用意しておきましょう。
寝袋はテント同様驚くほど値段がピンキリです。安いものなら1500円程度で売られていることもありますが、高いものは10万円ちかくしたりします。Σ(・□・;)
10万円の寝袋は必要ないですが(笑)1500円で冷える地域のキャンプはかなり辛いです。ぺらぺらの綿しか入ってません。
寝袋は長く使えるものなので、できれば最低でも1万円は出した方が後悔が少ないでしょう(国とブランドによっても差はありますが)
寝袋選びのポイントは化繊かダウンか、どのシーズン用か、メンズレディースどちらかです。
素材
化繊(保温性のある化学繊維)のメリットは水や汚れ強い、楽に丸洗いできる。デメリットはダウンより少し重い、かさばる。
ダウンのメリットは、軽くて暖かい、とても小さくなる。デメリットは汚れたり濡れると保温性が落ちやすい、すぐには洗えない、ダニの心配。
私は、長旅用には化繊のほうが扱いやすくて良いかなと思ってます。最近は技術も進んで軽くて暖かい化繊も開発されてますしね。
シーズン
夏用・冬用・3シーズン用が主流で、オールマイティーに使いたければ3シーズン用がいいです。
基本的にどのメーカーもパッケージにその寝袋が快適に使用できる気温の目安が表示されているので参考にしましょう。
性別
そして見落としがちですが、寝袋にはメンズとレディースがあります。
男性がレディスを買うと長さが足りなかったり、女性がメンズを買うと大きすぎて中が温まりにくかったり、単純に不必要な部分が重くて邪魔なので注意してください。
頭まですっぽり覆えるものでないと隙間から冷えてくるので、サイズはしっかりチェックしてくださいね。
トータル踏まえると、私は旅には3シーズン用の化繊タイプがオススメです。結構荒く使わなければならないし、ベッドバグうつされる危険も少ないです。
チリの小さなキャンプ場にて。
さらに快適にしよう!
キャンプを成り立たせる三種の神器は説明しましたが、ではそれだけで快適で楽しいキャンプができるのかというと、まぁできないわけじゃないけどこれ欲しいよねってのはあります。
そんなアイテムを書き出してみます。
- ヘッドランプ
- バーナー
- クッカー
- 細引きロープ
- 万能ナイフ
ヘッドランプ
これはキャンプしなくても旅人なら持ってる可能性高いアイテムですね。
キャンプ場はあかりが少ない場所も多いので、日が暮れた途端視界ゼロなんてことにもなりかねません。
そんな中両手が使えるヘッドランプは必須アイテムです。
暗いキャンプ場内を歩いたり、テント内でものを探す程度であれば30ルーメン(明るさの単位)もあれば十分でしょう。
ランタンは移動にかさばるので必要ないです^^;
バーナー
出来合いのものを食べればなんとかなっちゃうんですが、火があるだけでできることはかなり増えます。朝にあったかいコーヒーを飲める幸せったら\(^o^)/
ソーセージ焼いてパンに挟むだけで、途端に料理感もでます。楽しいですよ。
ガスは飛行機には持ち込めませんが、意外とどの国でも手に入ったので不便はありませんでした。
クッカー
火を起こせても、フライパンや鍋がなければ炙ることしかできません(笑)
コップにも、鍋にもなるクッカーは一つあるとかなり便利です。
うちはバーナーとクッカーを兼ねたジェットボイルを使っていました。
その名の通り、お湯沸かすスピードが普通のバーナーと比べ物にならない速さです。
旅にはミニサイズの方が向いてますね。
クッカー部分にパーツを全て収納できるので、パッキングもしやすいです。
あとかっこいいです(笑)
細引きロープ
テントや寝袋、マットを持ち運ぶ時私は細引きロープを使ってバックパックに外付けしていました。
また濡れたものがある時木にくくりつければ洗濯紐がわりにもなるし、かさばるものをまとめる時にもつかえる便利なアイテムなので、数メートル分をホームセンターなどで購入しておくといいですよ。
万能ナイフ
包丁、栓抜き、ハサミ、ピンセット、缶切り…etc様々なものがぎゅっと小さく詰め込まれた万能ナイフはキャンプに最高のアイテムです。
どれだけお世話になったかもわからないほどいろんな場面で使ってます。ぜひ用意しておきましょう。
チリにはDoiteというアウトドアブランドがあり(中央のガスのマークのブランド)、寝袋やバーナー等使えるものが比較的手頃な値段で手に入るのでオススメ。
私の寝袋もDoiteを選びました。
キャンプ用品店やREPLAYという百貨店、ホームセンターなどで売られています。
楽しい旅を!
さて、すこしキャンプ生活に興味が出てきましたか?^^
人とちょっと違う旅を味わいたいなら、是非キャンプも視野に入れてみてください。
きっとたのしいですよ\(^o^)/
また、キャンプ旅を快適にするコツは、いかにコンパクトで使えるアイテムを最小限で揃えるかにかかっていると思うので、これからキャンプ用品を揃える人はそのあたりを意識しながら探してみてくださいね。
ではまた次回の記事で!