みなさんこんにちは\(^o^)/
第8回漫画の道具紹介のコーナーです。
今日紹介するアイテムは「ものさし・定規」いろいろ種類がありますよね。
え、ものさしと定規って何が違うのと思ったそこのあなた!
私もついこの間まで知りませんでした(笑)
その辺も含めてお話ししていきます\(^o^)/
ものさし・定規の違いは?
今まで私は、ものさしと定規の違いは完全に「方言」だと思ってました。
西の人が「ものさし」または「さし」と呼んでいるんだと(自分がそうだからという安易な考えで^^;)
しかし先日テレビを見て知りました。
ものさし=物の長さを測る道具
定規=線をまっすぐ引くための道具
だということを!Σ(・□・;)
なのでものさしは奥行きを測りやすいように、数字のメモリが際からスタートしているのに対し、定規は線が描きやすいようメモリが始まるまでに少し余白を作っているんだそうです。
なるほど納得!
なので、基本的には漫画を描く場合に使うのは定規ってことなんです。
どんな定規がベストか
そんな定規ですが、一口に言っても種類は様々ですよね。
長さも違えば、太さも違う、付いてる機能も微妙に違う。
漫画を描くにあたって、1本の定規で全てをまかなうことは到底不可能です。
いや、可能なのかもしれませんが、効率的ではないので使い分けをお勧めします。
私個人の使い分けは
- 枠線用の長い定規
- 集中線や背景などで使う短めの定規
- 曲線用の雲形定規
- 楕円用のテンプレート
といった具合です。
では順番に説明していきます。
枠線用の定規
まず枠線用の定規ですが、これは使っている原稿のサイズが重要です。
同人誌用の漫画を描いている場合であれば、30センチあれば十分な長さになると思いますが、投稿用となると原稿用紙も大きくなるのでそれだと長さが足りなくなってしまいます。
この、微妙に長さが足りない!という状況は意外とストレスです。
もしそんな状況の人は、ぜひ意を決して長いものを用意して下さい。今までなんだったんだろうという開放感があるはずです(笑)
投稿用の場合使いやすいのは40センチくらいではないでしょうか。
長すぎるとそれはそれで使いづらく、別のストレスが生まれますΣ(・□・;)
私の使用しているものは写真の通り、中途半端な36センチ(笑)
この長さだと、もう気持ち長くても良いかなーと思うことがまれにあるので、やっぱり40がベストですね。
溝引き(定規の溝の部分、ガラス棒とセットで筆で直線を引いたりするのに使う)も付いてますが、あんまり活躍の場はありません^^;
枠線を引く時は、インクが滲まないよう定規を裏返すか、一円玉を貼り付けて(推奨)紙と定規がくっつかないようにしましょう。
また背中側にステンレスのプレートが貼られている物だと、カッターを使っても削れないので便利です。
こんな感じ。
透明なアクリル製の定規が便利です。
方眼はあると便利ですが、安い定規だと歪んでたりするので要注意(写真の定規は100均ですが^^;)
集中線・背景用の短めの定規
大は小をかねるとよく言いますが、私はこの言葉に疑問を持つことが多いです。
定規も然り。
集中線など、コマ内の線を引く場合は長いものさしは非常に使いづらいので、小回りのきく15〜20センチくらいの定規を使う方が便利な場合がほとんどです。
手に馴染めばどんな物でも大丈夫ですが、枠線の定規同様透明なアクリル製の方が使いやすいと思います。
私はインクが滲まないよう改造したバージョンと、何も改造してないバージョン2本を利用してます。
理由は、不器用なので定規が浮いた状態で線を描くのが苦手なので、下書きの時くらいは紙と定規が密着してて欲しいからです^^;
雲形定規
※汚れが目立っててすみませんm(_ _)m
雲形定規は曲線を描くのに便利な定規です。
雲のように様々な形の曲線が組み合わされて作られていて、自分の描いた下書きに合う部分を探してペン入れに使います。
3枚セットで売られているのが定番かな?と思うのですが、1枚単位だったり、10枚以上組だったりと様々です。
私は昔学生の頃、某100円均一店で3枚セットで売られている雲形を発見しダメ元で買ったのですが、これが意外と使えて(笑)
確かに断面が滑らかじゃない部分があったりするので完全に信用はできないのですが、エッジもついてるし、未だにこれを使ってます^^;
あるとないとじゃ結構違うので、ぜひ持ってない人は購入を検討してください。
エッジの付いたもので、できれば1枚より3枚組の方がいろんな曲線に対応できて便利だと思います。
エッジとはこの端っこの段差の部分のことです。
これがあればインクが滲んで回り込みにくいので超便利!
楕円用テンプレ
丸や楕円を綺麗に描くの難しいですよね。
時計、ボール、カップ、お皿…etc
自分の線の汚さは自分が一番自覚しているので(涙)
綺麗に描くために使えるものは使ってます。(松井優征先生が漫道コバヤシで雲形使いながら同じようなこと言ってて励まされた)
しかしこれまたお金のない学生時代、購入時にケチってエッジの付いていないものを購入してしまったため、毎度恐る恐るミリペンを使ってます。いい加減買い直そう。_| ̄|○
定規ってあんまり消耗しないからきっかけがなかったらいつまででも使ええしまうんですよね。
今から買う方は、エッジ付きにした方が私みたいにならなくていいですよ(笑)
楕円の角度はいろんな種類があるので、何枚か用意する必要があります。
そんなにかさばらないので邪魔にはならないのが救いです^^;
その他定規
今はあまり使わないのですが、学生時代に使用していた定規や、興味本位で買った定規などを紹介します。
45センチ方眼付き定規
幅があって、長いのでちょっとした凶器のような定規です。
方眼とステンレス付きなので、基本は何かを切る時に使ってます。
重さもまぁまぁあるので、あまり漫画の線を引くのに気軽には使いづらいです。
30センチ三角定規
メモリの付いてない三角定規があるなんて、小学生の頃には考えもしませんでした。
これは主に平行線を引くのに使用していました(2枚を組み合わせてスライドさせながら使う)
原稿用紙にメモリが付いているので今は登場する機会がほとんどなくなりました。
ドラパス おもしろスケール
これは完全にノリで買いました。
そして全然使いこなせててません(笑)
タテ・ヨコ・ナナメの平行線に加え、分度器、コンパスとしても使え、OAデータの読み取りまでできるという代物です。
ただ、なんか使い心地がイメージと違う!(笑)
でもスマステで紹介されたりして、人気再燃してるらしいです(1度目はいつ燃えたのか?)
あまり変化のない世界
消せるボールペン、折れないシャーペン、真のいらないホッチキスなどいろいろと進化している文房後の世界ですが、定規って、自分の子供の頃やそれ以前から考えても、あまり変化が無いですよね。
生まれた時からそれだけ完成された姿だったってことでしょうか?
そう思うと、とても無駄のないデザインで美しく見えてこなくもないです(笑)
まっすぐな線を引く、ただそれだけのためにある道具ですが、漫画を描く上では欠かせない大切なアイテム定規。
全然ダメにならないので、購入すればきっと長い付き合いになります。
良いものにめぐり合えるといいですね\(^o^)/
それではまた次回!