こんにちは\(^o^)/
みなさん、シュノーケリング楽しんでますか?
珊瑚や色とりどりの魚に囲まれた海の中を探検しながらゆったり泳ぐって最高ですよね。
いろんなスポットを巡ってお気に入りの場所を探すのも楽しいし、同じ場所に潜っても毎回新しい発見があるので面白い!
さて、今日はそんなシュノーケリングに欠かせないアイテムとなっている「日焼け止め」についてのお話です。
泳ぐのめっちゃ好きだけど、真っ黒になるのはちょっと…ということで、毎度海に入る前には日焼け止めをしっかり塗って対策してる人は多いはず。
私も紫外線が強すぎると蕁麻疹が出る体質なので(;o;)必ず日焼け止めは使ってます。
ただ、もしその日焼け止めの成分が珊瑚の白化を進めてしまっているとしたら?
※2019/05/21 おすすめ日焼け止めの部分を追記しました
ハワイで日焼け止めが禁止に?
こんな見出しのニュースが2018年の5月に出てたのご存知でしょうか。
えー!ハワイで日焼け止め使っちゃダメなのΣ(゚д゚lll)
と勘違いしてしまいそうですが、これは正確には「米ハワイ州、珊瑚に有害な日焼け止め禁止へ」という記事で、一部の有害物質が含まれる日焼け止めを禁止にする法案が可決されたので、もう直ぐ使えなくなる方向に進んでるよという内容でした。
その有害物質とは
- オキシベンゾン
- オクチノキサート(メトキシケイヒ酸エチルヘキシル)
この2種類の化学物質を含む日焼け止めが禁止される予定です。
オキシベンジンを使っている日焼け止めは今時少ないですが、オクチノキサートは紫外線吸収剤として主流な成分であり、使われている日焼け止めはごまんとあるので、これが全て禁止になるというのはかなり衝撃な事です。
紫外線吸収剤の入った日焼け止めが及ぼす影響
今回ハワイで禁止になる予定の成分は上記の2種類ですが、そもそも紫外線吸収剤と呼ばれるものは他にも色々あり、以前から環境に悪影響を及ぼす恐れがあるとして注目されていました。
その中でも特に言われているのが「珊瑚の白化」への影響です。
普段珊瑚は褐虫藻といわれる藻を体に取り込み、その藻によって生み出される光合成生産物によって生きています。
しかし何らかの環境ストレスでダメージを受けた場合、珊瑚はこの褐虫藻を放出してしまいます。この状態を「白化」と言います(褐虫藻が抜けた珊瑚は白く見えるため)
直ぐに環境が戻れば珊瑚は再び褐虫藻を取り込み生きることができますが、長時間に渡り白化状態が続くと栄養分を取り込むことができず、やがて死滅してしまいます(;o;)
ここでいう珊瑚への環境ストレスとは、海水温の上昇や、自然災害、水質の汚染を指すのですが、今回は日焼け止めに含まれる化学物質、特に紫外線吸収剤が「水質の汚染」を引き起こしており、白化へ大きな影響を与えているとされているため使用が禁止になるようです。
またオキシベンゾンやオクチノキサートの環境ホルモン作用も指摘されており、成長段階にある珊瑚がこの影響を受けると奇形になる可能性もあるそうです。
ちょっと怖い話ですね(・・;)
もうちょっと具体的に
とはいえ自分が塗っている日焼け止めが、海を汚染していると言われても正直ピンとこないですよね(^^;;
研究論文によると、ハワイの珊瑚礁海域では年間6000〜1万4000トンの日焼け止めが珊瑚礁海域に流れ出ており、オキシベンゾンの濃度の値は800ppt〜1.4ppmだそうです。
これは珊瑚に影響を及ぼすのに必要な濃度の12倍です。
また、オキシべンゾンは62ppt(オリンピック競技用プール6個半に1滴垂らした濃度)でも有害性が科学的に観察できるという話なので、この数字はかなり高濃度だということがわかるかと思います。
さらに詳しくは下記URL先の記事をごらんください。
参考:AFP BB NEWS
じゃあ実際のところなんだったらいいのか
じゃーどうすればいいの!海で日焼け止め塗っちゃいかんのか!
となりそうですが、それはいろんな方面で困ってしまう人が続出してしまうので無理な話です。
冒頭でも書いた通り、私も蕁麻疹が出て困ります(;o;)
ナチュラル成分、もしくは紫外線散乱剤使用の日焼け止めを使う
基本的には、もともと自然界にはない化学物質を持ち込まないのがベストなので、ナチュラル処方の日焼け止めを使うのが一番です。
しかし様々な理由で天然成分の日焼け止めが使えないこともあるかと思います。
では最低限ラインの基準はというと、海では紫外線吸収剤を使っているものではなく、紫外線散乱剤を使ったタイプの日焼け止めを使うことを心がけることです。
これだとさっき述べた成分は含まれていないので珊瑚への影響は少なくなります。
また、紫外線散乱剤使用の日焼け止めは肌の負担が少ないので、子供用や敏感肌用でよく発売されています。
日焼け止めで肌が荒れるという人にとっては一石二鳥ですよ\(^o^)/
しかしながらこの紫外線散乱剤を使用した日焼け止めは持ちが悪いものが多く、こまめに塗り直さなければならないというネックもあります。
軽く泳ぐ程度であれば使用量が少なく済みますが、長時間にわたって泳ぐ場合、なんども塗り直して大量に日焼け止め使ってというのは、それはそれで海にとってどうなんだろうという疑問がわいてきますよね(・・;)
シュノーケリングしてたら時間なんかあっという間にすぎちゃいます。
ラッシュを着よう!
そんな長時間泳ぐ派の方は、紫外線カット効果のあるラッシュを着ることをお勧めします。
最近は上だけでなくスパッツタイプのラッシュもあるので、上下着用してしまえばあとは首と顔だけ日焼け止めを塗ればOKです。
フード付きタイプなら首元すら覆ってくれるのでさらに楽チン。
岩肌で怪我するリスクも軽減される上、水が冷たい時も素肌で泳ぐより暖かい!
なんて便利なアイテムラッシュガード!\(^o^)/
ネックとしては、色気に欠けるところでしょうか(笑)
また、古くなると日焼け止め効果が薄れるものもあるのでご注意を。
ラッシュについてはこちらで詳しく書いています
おすすめ日焼け対策アイテムを紹介
ここでオススメの日焼け止めをいくつかご紹介します。
これぞ究極 「サンゴに優しい日焼け止め」
その名の通り、珊瑚への負担とならない成分で作られた日焼け止めです。
天然成分で作られており、石けんで落とせるのでお子さんにも安心してお使いいただけます。
公式HPもあるので、詳しく内容を知りたい方はそちらをご覧になってください。
100%天然成分 「ソレオ オーガニックス」
オーガニック系の日焼け止めといえばすぐに名前が挙がるのがこのソレオ。
サンゴに優しい日焼け止めと同じく、こちらも100%天然成分でできています。
色々肌に合わないものが多いけどこれは大丈夫だったという声も聞くので、市販品が肌に合わない人は試してみてはいかがでしょうか。
またウォータープルーフなのもいいところ。
レジャーで使ってもしっかり肌に残って日焼けを防いでくれます\(^o^)/
日本でも今やおなじみ 「Badger スポーツ用日焼け止め」
小さな缶に入った可愛いリップバームでおなじみのBadgerの、オーガニック成分をふんだんに使った日焼け止めクリームです。
少し硬めのテクスチャで、しっかり伸ばさないと白浮きしますが(^^;;
ウォータープルーフで肌をしっかり守ってくれます。
このBadgerの日焼け止めシリーズには、塗るだけで虫除け効果になるものなんかも発売されているので、シーンに合わせて選ぶのがオススメです。
手軽に買える 「Curel(キュレル)UVローション」
急遽日焼け止めが必要にな時は、パパッと買いに行けるドラッグストアが便利ですよね。
その中でも比較的どこでも手に入るのがキュレルのUVローション。
天然成分でもオーガニックでもないですが、今や数少ない紫外線吸収剤は不使用タイプの日焼け止めです。
アルコールフリーでしっとりした使い心地。60ml入ってるので結構長持ちします。
SPF50 PA+++なのも嬉しいところ。
2019/05/21追記 使い心地最高!「TAEKO サンスクリーン」
先日ダイビングイベントに遊びに行った際発見した日焼け止めなのですが、めちゃめちゃ使い心地が良かったのでおすすめです。
しかもSPF50+ PA++++!
あまりに使い心地がよかったので、別記事に詳しく書いてます。
よければこちらも是非参考にしてください。
SPF50+ PA ++++! 使い心地◎ 珊瑚を守る環境に優しい日本製の日焼け止めを発見!!
これが最強?! 「VAXPOT ラッシュトレンカ」
長時間泳ぐなら、やはりこれが最強ではないでしょうか。
足首の出ないトレンカタイプなら、このままフィン履いてしまえば死角なし!
UPF50+としっかり紫外線をシャットアウトしてくれる上、怪我からも守ってくれます。
しかもAmazonで1000円て、激安(笑)※2019/04 時点
日焼け止めを塗る手間も省けるので、いろいろいいとこずくめです\(^o^)/
私は158cm 普通体型でMがしっくりきてます。
海でもっと楽しい時間を過ごすために
ここまで散々紫外線吸収剤どうのとは言ってきましたが、珊瑚の白化の原因はそれだけではありません。
例えば沖縄で、例年くる台風が来ないことで海水温が上昇して珊瑚の白化が進んでいるなんて話もあります。
せっかく環境に目を向けたのであれば「サンオイルはどうなのかな?」「なぜ台風が来なくなったのかな?」など疑問は調べて、小さくても自分にできる対策があれば実行していってもらえると嬉しいです^^
そして珊瑚も魚もいきいきした、綺麗な海で泳ぎましょう\(^o^)/
それではまた次回まで!
※今回紹介した日焼け止めは肌に優しいものが多いですが、全ての方に合うとは限りません。使用前には必ずパッチテストを行なってください。
※シュノーケリングは気軽に楽しめるスポーツですが、危険も伴います。体調や天候などに注意して安全に楽しんでください^^