こんにちは、今日も無国籍チャンネルへお越しいただきありがとうございます。
突然ですが、私は旅が大好きです。
昔からの夢だった、世界一周を叶えても全然飽きない。
国内旅行だって大好き、LCC時代最高!\(^o^)/
バックパッカーで深夜特急のような旅がしたい!そう思い立った人にとって、初めてのバックパック選びはこだわりたいものの、判断が難しいアイテムです。
私も初めて買った時はめっちゃ悩みました。
登山メーカーのものを基本的には選ぶ人がほとんどだと思うのですが、山登りをする人と、旅をする人で多少選び方が変わってくるので、今日は私の過去の経験から選ぶポイントをいくつかお話しします^^
その1、まずはとりあえず「これメンズ?レディース?」
バックパックを選びに行って、気に入ったものがあった場合必ず最初にメンズかレディースか聞いてください。
20リットルくらいまでなら兼用でもそこまで問題ないのですが、それ以上のサイズ(大きくなればなるほど)を買うのであれば、気にした方が断然背負い心地が楽です。
なぜそこを気にしなければならないのかというと、写真では伝わりにくいですが背中の長さが全然違うからです。
腰ベルトから肩までの長さを背面長と言うのですが、
- 全てのベルトを緩めておく
- 自分の腰骨の一番出ている部分を腰ベルトの真ん中に合わせて締める
- 肩ベルトの紐をを軽く引っ張って調節
- 肩紐の上にあるベルトを調整
このようにして背負った時に、肩ベルトが体に密着せず隙間ができて浮いているようであれば、背面長が長すぎてそのバックパックは体に合っていないという判断になります。
背面長が合っていないバックパックに、重たいものを入れて長時間背負い続けた場合、腰ベルトがうまくサポートしてくれず、肩ベルトの二点だけで重さを支える形になり、めちゃくちゃしんどい思いをします。
これは山登りのバックパック選びでも同じです。
例外として、身長の高い女性や小柄な男性は逆を選んだ方がうまく行くこともあるので参考までに。
かれこれ10年近く愛用しているミレーのバックパック。背中に密着させて背負ったとしても、真ん中のメッシュ部分に空洞ができるようになっているので蒸れにくいです。
その2、フレームは重くない!むしろ軽くなる!
実は私、某登山用品メーカーで勤めていた経験があり、もちろんバックパックも販売していたのですが、よくお客さんに言われたセリフがあります。それが
「フレームが入っていないものや、抜けるものがいいんですが」
30リットルを超えるサイズのバックパックで、作りが本格的にできているものには必ずといっていいほど、アルミなどで作られたフレーム(骨組み)が背中側に入っています。
形が変わらないものだし、金属でできているものが多いのでなんとなく、背中が痛そう、重そうといったイメージを持たれやすいのですが。
ない方がいいものを、どの山用メーカーも入れ続けるはずないですΣ(゚д゚)ハッ!
確かに最初はパッキングが少しやり辛いモデルもあると思います。ただ、必ず慣れます。
むしろフレームを取り除くことによって、バックパックは文字どおり骨抜き状態になってしまい、ただの袋と化します。そうなると、今まで骨組みがあったことにより自立していた形状が失われ、歪みが生じ、それが背中にダイレクトに伝わるので非常に背負い心地が悪くなります。
重さの左右バランスも取りづらくなり、サイズの大きなものを背負っていた場合疲れやすくもなります。
理由があって少しでも軽くしなければならない場合を除いて(特殊なもの以外は基本フレームは外せるようにできています)フレームを取り除く必要はありません。
むしろ大きなサイズなのに、フレームが入っていないものや、下敷きのようなプレート状のフレームしか入っていないものはバックパックとしてお勧めしません。
その3、ウルトラライトは一旦忘れて
最近は山登り道具の軽量化が進み、ウルトラライトの時代なんて言われたりもしています。もちろん荷物は誰だって軽い方がいいに決まってます。
しかし軽くなる=何かを削っている ということをお忘れ無く。
例えばそれが「生地の薄さ」であったり「腰や肩のベルトのパッドの厚み」なんかだった場合はどうでしょうか。
生地の厚みが削られて薄くなった場合、単純にそのぶん破れやすくなります。もちろん登山用品なので丈夫な素材が使用されているのですが、登山用品は長旅バックパッカー用として作っている訳ではありません。
極端な話ですが、山を走るトレイルランニング向けに作られた軽くて薄い素材のバックパックを、飛行機やバスで預けて硬い床上で手荒に扱った場合、激しく生地が痛んでしてしまうことは目に見えています。
ウルトラライトはトレランや軽登山、アプローチ用のバックパックなど限られたシチュエーションに適しているものが多いんです。
個人的に旅行用のバックパックの素材は、ある程度生地に厚みがあって擦れに強いもので、かつ腰と肩ベルトのパッドの厚みがあり、反発力の強いものがお勧めです。
あまり柔らかすぎるパッドは重いものを背負った時に頼りなかったり、すぐに潰れてダメになり、ペラペラになってしまうものが多いです。
私の世界一周時の相棒、マムートのヘラガイドというモデルです。パッドも表面の生地もかなりタフにできています。
酷使しまくっていましたが、全然パッドがへたらなかった優れもの。
個人的にかなり旅にお勧めなのがKarrimorのCougarシリーズ、サイズ展開が豊富な上使い易い。背面長調節が無段階にできるので体に合わせやすく、生地もかなり堅牢です。パッドも厚みがあり、全体的に安心感のある作りになっています。ポケットも多いです。
さて、このままその4に突入したいところですが、長くなってきたのでこの辺りで後編へ!お楽しみに。