前回の激うまおつまみ『マッシュルームのガーリック詰め』に引き続きまして、今日ご紹介するおつまみは…
秋鮭の白子の湯引きです\(^o^)/
白子といえば鱈やフグあたりが有名どころ。
湯引きをおろしポン酢で食べたり、焼きや天ぷらなんかも最高です。
あの他にはないふわっと濃厚な舌触りがなんと美味で、ビールにも日本酒にも合う酒飲みにはたまらない至福のおつまみです。
しかーーーし( ゚д゚)!
そんな白子、少々お高いのがネック。
決して庶民派な食材ではありません。
…鮭の白子を除いては!
秋鮭の白子 湯引きポン酢がけレシピ
材料
- シャケの白子-好きなだけ (今回は150gくらいでした)
- 塩-大さじ1~2くらい
- お酒-大さじ1~2くらい
- ネギ-好みで
- 大根おろし-好みで
- 一味-好みで
ポイント
白子を美味しくいただくためには、とにかく下処理をめんどくさがらないこと。
これがめちゃめちゃ大きなポイントであり全てです。
下処理省いていきなり調理すると、驚くほど生臭く仕上がって「二度と鮭の白子は買わない!」なんてトラウマができかねないので、どうにか頑張ってください。
あとはけっこう大雑把でもなんとか美味しいものができます(注※ちなみに私は海原雄山のようなグルメではありません( ^ω^ ))
下処理1、塩で揉むべし
パックに入った状態の白子を撮り忘れたのですが、今回は近所のスーパーでグラム98円で売っていた北海道産秋鮭の白子を使用しました。
大小合わせて5本分くらいです。
ボウルに白子を投入したら、大さじ1の塩(あれば粗塩)を振りかけて、優しくモミモミしてください。
これより量が多かったり少なかったりする場合、塩の量は加減してくださいね。
手に生臭さがうつってしまうので、気になる方は使い捨てゴム手袋などをはめてください。
モミモミしているうちに、上の写真のようにヌメッとしたものが出てきてボウルや白子にへばりついてくるかと思います。
そこから5分くらい放置します。その間に鍋にお湯を沸かしておいてください(1リットルくらい)
5分経ったら、水洗いして綺麗にヌメりを洗い流します。
このヌメヌメは生臭さの原因になるものなので、残さずに!
下処理2、お湯をかけて筋取り
綺麗になった白子を、まな板の上もしくはザルの上に重ならないように並べます(写真はうっかり肉・野菜用のまな板に並べてしまったの図…涙)
お湯をかけた後火が入り過ぎないように、ボウルに冷水を用意してから火を切って、一呼吸したら、白子全体にまわしかけます。
あんまりグラグラに沸き過ぎている状態より、ちょっと落ち着いた熱湯くらいがちょうどいいです。
全て掛け終えたら冷水にくぐらせて粗熱を取り、ザルにあけます。
白子がキュッと縮む姿は何度見ても面白いです(笑)
白子の真ん中を走っている筋(血管)の端をそっとつまんでビーっと取っていきます。
あんまり乱暴に引っ張ると、必要以上に皮が裂けて形が崩れるのでご注意を。
この筋取りも美味しく食べるためには重要な行程なので必ず行ってください。
全ては、最高の晩酌のため!(もちろん飲まない方にも超オススメです)
下処理3、お酒をふりかける
さて、ここまでくれば後もう少しです!
筋取りした白子の水分を取ったらボウルかバットに投入し、大さじ一杯のお酒を振りかけて10分ほど放置します。
この間に再び鍋に湯を沸かしておいてください。
私はこの10分で包丁やまな板などの洗い物がしたいので、先に使いたいサイズに切り分けていますが、切らずに下処理を終える方がこの後調理した際の見た目が綺麗なのでオススメです(後述)
時間が経ったらサッと洗い流し、下処理は終了\(^o^)/イエー!
このまま湯引きにする以外は、水分を取っておいてください。
湯引きポン酢を仕上げる
さー仕上げましょう!
氷水をボウルに用意しておき、下処理の終わった白子を沸かしたお湯に投入します。
時間にして2~3分くらいかと思いますが、様子をみて調整してください。
茹で上がったらザルにあけ、氷水で締めます。
私のように切った状態で湯がくと、ホルモンの丸腸を焼いた時みたいな皮から中身があふれたような見た目になるのですが、丸々湯がいてから切るとタラコの断面のような綺麗な見た目になります。この辺はお好みで(^^;;
水分を取って、冷蔵庫へ。
このままでも美味しいですけど、ちょっと冷やした方がさらに美味しい気がします。
器に盛り付け、好みで大根おろしやネギなどの薬味とポン酢をかけたら完成\(^o^)/
グラム98円とは思えぬこの濃厚な舌触りと、ふわっとした食感が最高です。
うまー(・Д・)!
年中手にはいればいいのに(でも痛風怖い)
アレンジ色々
今回は湯引きポン酢をご紹介しましたが、下処理までの工程以降はいろんな料理にアレンジできます。
バター醤油で炒めたり、天ぷらにしたり、いろんなメニューを作って旬の味覚を味わってください^^
あとがき、奥深き下処理の世界
下処理下処理と口を酸っぱくして言いまくってる私ですが、その方法は人によって様々で、正直正解なんてあるのかわかりません(^^;;
今回は私が日頃行なっている方法をご紹介しましたが、牛乳を使ったり、湯を使わなかったりと、自分の常識外の方法で同じ結果にアプローチできるのは、料理の面白い部分だなぁと思います。
化学力と発想力どっちも必要なんて、料理の世界はなんと奥深く難しく楽しいのか!って感じです。
とはいえ先ほども言った通り、私は海原雄山ではないので(笑)
素人が楽しみながら作れる、ちょっと珍しい美味しいおつまみをまた紹介できたらと思います\(^o^)/
それでは次回まで
飲み過ぎにはご注意を!(笑)